中国農民暦で知られている中国暦は驚くほど正確なシステムであり、時間の経過を記録するだけでなく、運勢判断の道具としても使われます。運勢判断において一番有名なシステムは四柱推命であり、中国農民暦に現されている出生日からその人の運命を読み解きます。そのような暦の特徴は年月日時間の全ての時間に関する情報が五行―万物総ての構成物と考えられている木火土金水―によって示されていることです。五行間の関係で人の運勢をはかり、何が次に起るかを予測できるため、この四柱推命の知識を使うことによってその人は幸運を増し、不運を最小化することが出来ます。
2009年己丑年は2つの五行で象徴されます。土が土の上に座っている様子です。つまり同じ五行が重なり合っています。五行間の相互関係を表す、相生相剋の関係によると、土と土は兄弟や姉妹のようなもので、お互いを剋することや生じることはありません。友人とも競争相手ともなりえます。それゆえ土が土の上にあることは衝突することを意味することはありません。上の土は陰の土で庭を象徴します、そして庭は調和や平和の感覚、そしてリラクゼーションを与えます。下にある丑は、穏やかな野原で草を食べている牛の構図と合致します。そのように私はこの土と土の五行関係から察するに、国際関係においてより調和的で平和的な年となると予想しています。2001年から経験している激しい時代から離れ、癒しと休養の年になるでしょう。戦争や自然災害、経済的な損失から来る損害を再建築し、再度立て直す時となり、平和協定を模索し、異なる文化、宗敎、信条のギャップを埋め、他人を思いやり、地球温暖化に対する何等かの解決策もでることでしょう。純粋に土の五行の年になり、地球を思いやることがテーマとなるでしょう。
中国暦は60年の周期で動きます。これが意味することは、1949年に同じ五行の己丑年を歴史は経験しているということです。この年は中華人民共和国の誕生やNATOの成立から世界が落ち着き始めた年です。各国において第二次世界大戦の荒廃からの傷が癒え始め、多くのベビーブーマーが生まれた平和で安定した年であります。この年はソビエト連邦と西側諸国が、ソビエトの最初の核実験を1949の8月に行い、衝突が起った年でありますが、各国間の主要な紛争はなく、第二次世界大戦の荒波からの再建の年でありました。
陰の土である己は畑や庭を表します。これは穏健で、平和的、知性的、魅力ある、そして親切な人を指します。己の日に生まれた人は、節度があり、調和的でスリムです。己の日に生まれた有名人の良い例は、バラク・オバマ、ユマ・サーマン、セリーヌ・ディオン、ジョージ・マイケル、チャイコフスキー、レオナルド・ダ・ビンチ、ジェット・リー、ラリー・キング、ドナルド・トランプそして人類に多大な貢献をした科学者たち、チャールズ・ダーウィンやジークムント・フロイトなどが挙げられます。
合衆国の歴史のなかで、己丑が重要な日に現れているという事実も注目すべきです。1776年の7月4日独立記念日や1941年12月7日の真珠湾攻撃の日はそれぞれ己丑の日です。それゆえ、2009年はアメリカ合衆国にとって、新しい大統領が沢山の変化を起こす重要な年となるかもしれません。偶然にもオバマ新大統領は己の日の人であります。そして彼の命式はアブラハム・リンカーとの類似性を持ちます。ちなみにリンカーンも己の人でした。当然のごとく己の年である2009年にオバマ新大統領は世界の注目を集めるでしょう。面白いことに、ジョージ・W・ブッシュは辛の人で、2001年に大統領になっており、2001年は辛の年で8年間の荒波の始まりでした。オバマ新大統領が平和的で和解の陰の土の性質を活かし、世界に恩恵をもたらすことを期待しましょう。
丑は土の五行で十二支の2番目の動物です。丑は12年の周期の初期にちなんで、建築の時期といえます。子年が新しい国際関係や社会秩序、新しいリーダーシップ(合衆国、ロシア、台湾、日本、イスラエル、南アフリカ、パキスタンなど)の出現をもたらし、丑年はその新しいリーダーが再構築や彼らの地位や権力を固めることを始めます。これは国際関係の新発展や経済の向上を引き起こし、土の方面、つまり住宅、改築、農業、地球に優しい産業により注意が向けられます。2009年の新しいリーダー達の殆んどの人達が、土の五行に焦点を当てることでしょう。
丑は実際のところ複雑な五行であります。丑は強い土ではありません、というのも冬の土で火によるサポートがないからです。そして丑の土の中には、蔵干として水(癸)、土(己)、金(辛)があります。水と金は両方とも土を消耗させます。そのため、私達は2009年を土は強い土とは考えません。そして土の災害をもたらす不安定さがあります。1949年8月にエクアドルでマグニチュード6.75の大地震が起り、6000人もの人が亡くなり、50の街を破壊しました。丑は「三刑」という重大な組み合わせの一つになります。この「三刑」とは丑・戌・未の土の動物が同じ時に現れた時に起ります。そのような刑は土に関係する重大な不幸を引き起こします。それは例えば、建物の崩壊、地震、地すべりなどを含みます。一番近い1997年の丑年にはイランで大地震がおこり、2400人もの人々が亡くなりました。
丑・戌・未の三刑は土の五行に関係する隠れた危険性と関係します。土の災害のほかに、建物から落ちる悲劇や土に関係する事故、例えば山での怪我やスキーでの事故なども含みます。1997年の丑の年にダイアナ妃がトンネルの中、土に閉ざされた空間で車の事故にあい、亡くなりました。同年にジャンニヴェルサーチが彼の家の前で銃に打たれ歩道で亡くなっているのが発見されました。これもまた土に関係しているといえます。そして両者の場合において丑・戌・未の三刑が彼らの命式の五行と関係しています。
2008年は、私が正確に予想したように、航空業界にとっては良くない年となりました。飛行機事故やその他の事件の他に、問題のあった航空会社(オアシス航空、アリタリア航空)が営業を停止し、飛行場での問題(ロンドンのヒースロー空港のターミナル5)、そしてアメリカン航空のメンテナンスの問題、空での事故(カンタス航空)など沢山の問題が起りました。
2008年、私達は火の五行がないために涼しい天気が多く、吹雪にも見舞われました。2009年もまた火の五行が無いために、涼しい気候が続くことが予想され、吹雪や寒波を再度私達は経験するかもしれません。
土の五行は同性愛にも関係しております。有名な同性愛者が土の日に生まれています。例えばレオナルド・ダ・ビンチ、ミケランジェロ、チャイコフスキー、ジョージ・マイケル、ボーイ・ジョージ、アンディ・ウォーホール、トレーシー・チャップマン、K・D・ラング、ロージー・オドネルなどがそうです。そのように2009年でもこの同性愛に関する問題が沢山あるかもしれません。土の五行が同性愛とどう関連性をもつのかは明白ではありませんが、多分、土の五行は他の五行である水・火・木・金に比べて中性に近いからかもしれません。
丑と未の冲はとても重大な土と土の冲です。この冲はしばしば、土の災害、例えば地震や建物の崩壊、地すべりなどを引き起こします。それゆえ、未年生れの人は2009年特に注意を払わなくてはいけません。土の冲であるために、危険が潜む場所は山、道、建物に関係し、例えば、道路における交通事故、建築現場での事故、またはハイキング中の事故も含まれます。それゆえ、未年生れの火とは子(鼠)のペンダントを身に着けて、丑を子の方向に引き寄せる必要があります。そうすれば、冲の悪い影響を最小化にとどめることができるでしょう。また、未年生れの人は、引越や旅行、変化などで、かき乱された年になるかもしれません。家やオフィスの引越などに専念することに適している年です。旅は良いのですが、北東に向う旅は避けたほうが良いでしょう、というのも2009年の太歳の方向であるからです。未年生れの人は、できるならば、土に関係するスポーツ、例えば、スキー、ゴルフ、登山、カーレースなどのスポーツは避けたほうが良いでしょう。
丑は未と戌とともに三刑を形成します。このような刑は隠れた危険を表し、不調和、心配事、苛立ち、隠れた病気を引き起こすかもしれません。そのため、未年だけでなく、戌年に生まれた人も子(鼠)のペンダントをつけて、丑の年の刑の影響を最小化する必要があります。
五行は身体の異なる部分を表し、一般的に土は、胃、膵臓、筋肉、細胞を表します。そのように土と関係する健康問題は、お腹の問題、食中毒、下痢です。土の五行の不調は筋肉や細胞の問題も意味します。これは肥満、糖尿病、癌にも関係してきます。これらの病気は全て土の五行の偏りによって起こされる病気です。糖尿病は土の五行で代表される膵臓から分泌されるインスリンの不調によって引き起こされます。そのためこのような健康問題は2009年により顕著になるでしょう。しかしながら、しかしながら、一番重大な健康の危機は癌かもしれません。というのも、丑・未・戌の三刑が隠れた細胞の病気を生み出し、それが癌になるからです。土の刑が癌や他の退行性の病気を引き起こす重大な影響の事例は沢山あるため、予防処置として抗酸化物をより多く摂取する事が重要です。
健康問題に関して更に言うと、2009年は火の五行が無いため、心臓が弱い人にとっては好ましくない年となるでしょう。火は心臓と血液の循環を象徴する五行です。火がないと心臓は弱くなります。また、土を生じる火がないということは、土に関する五臓も弱くなることを意味します。これは胃と心臓の問題が2009年に顕著になることを意味しています。
近年において、人類存続を脅かしている緊急問題の一つは地球温暖化です。北極や南極の氷が驚くべき速さで溶け出し、2050年までには多くの湾岸都市が海の下に沈むであろうという予測もあります。2007年において私達は劇的な気候変動を経験しており、災害を引き起こす天候が沢山ありました。2008年においても地球温暖化の重大な影響は、豪雪やハリケーンとともに止まる兆しを見せることはありませんでした。2008年を構成する五行の組み合わせは、戊(陽土)が子の上にある状態で、これは大きな氷塊が海に浮いているようなイメージです。そしてこれは解けてしまう南極・北極の氷が2008年により脅威になることを意味しています。また2008年の強い水の五行は障害と挫折をアル・ゴア氏にもたらしました。かれは強い木の人であり、彼にとって好ましい五行は火と土です。過剰な水は彼の進展を助けることはありません。しかしながら、2009年にそれは改善されるかもしれません。というのも土の純粋な年は調和の取れた庭を象徴し、地球の健康状態に関する改善と回復を見るかもしれません。地球温暖化は人類全体の関心ごとであり、私達の誰もが環境保全と二酸化炭素の削減をサポートするための効果的な方法をとる必要があります。
2009年、風水における火の五行を象徴する飛星番号9が中央にきております。この中央の番号はこの年に及ぶ出来事の焦点を反映します。例えば、2005年に私達は飛星4が中央に来ており、4は鶏を象徴します。そしてこの年から鳥インフルエンザが始まりました。2006年には飛星3が中央に来て、これは紛争と地震を表します。2007年には2が中央に来てそれは病気を表し、鳥インフルエンザに再度警鐘が鳴らされました。2008年は1が中央に来て、これは水の五行です。2008年には私達は寒い気候や吹雪、洪水を経験しています。それゆえ、2009年に火の五行が中央に来ているため、火災や爆発に関する問題があるかもしれません。
玄空飛星風水において、2004年から2024年は「八運」と呼ばれております。8は山の卦を表し、若い子供を象徴します。それゆえ、2004年から八運の時代に入っており、子供に影響する災害や不運が増えているように見えます。は2008年には中国の地震で多くの生徒が亡くなりました。また、手足口病などの子供たちに感染する病気も多くなり、ミャンマーでのサイクロンでは多くの子供達が巻き込まれました。2008年の後半には、赤ちゃんの腎結石を引き起こす乳製品の汚染問題が問題になりました。この子供を表す番号8は、2004年から2024年の間の飛星図の中央に来ます。2008年において子供に関係する災害が起ったのは、年運である1が中央に来て、水を表す1が土の8をサポートしないからです。しかしながら、2009年状況は好転します。というのも2009年の年運9の火は土の飛星8をサポートするからです。そのため子供に関係する問題は少なくなるでしょう。
経済に関していうと、火の五行は株式市場の背後にある原動力になります。五行は人々の感情にも影響します。一般的に火は喜びを表し、水は恐れ、土は沈思、金は悲しみ、木は怒りを表します。そのように火の年は楽観的な傾向性を生み出し、株式市場を2006年や2007年のように押し上げます。しかし2008年になり水がやってくると人々は合衆国のサブプライムローンと景気の悪化に不安になりはじめました。2009年は純粋な土の上に土が来ます。土の五行は水ほど怖いものではなく、沈思熟考的なものです。それゆえ人々は保守的で安全を第一に考えます。2009年は景気が冷え込む状態が続きますが、より安定してくるでしょう。火は金融市場の象徴であり、強い火は楽観的傾向と投機的な冒険心を生み出します。火がないと、投資家が冷静になり保守的になる傾向があります。2009年は火の五行がありませんが、春と夏は強い木と火の影響が株式市場や資産運用においての上昇気流を生み出します。しかし投資家は用心深く実用的な動きをみせるので、2007年の陰火によるような劇的な変動はないでしょう。一般的に2009年は景気が冷え込みますが、安定と平静さが景気の緩やかな上昇傾向とともにある年になるでしょう。
丑年の土の五行は木と火の産業を好みます。木が土を剋すため、木の産業にとって土は財を象徴します。木の産業とは林業、家具、服飾、繊維、製紙、メディア、新聞や雑誌、そして近年現れてきた環境保護産業も木のカテゴリーに入ります。火の産業に関しては火は土を生むため、その年の土が火の産業の中での生産性や強い活動力を表しています。火の産業とは金融、娯楽、発電、電気、電化製品、エネルギー、石油やガス産業を含みます。
2009年にとって好ましくない産業は、水と金の産業です。水の産業とは運送、輸送、コミュニケーション、飲料などの産業です。水が火を剋すように、火は水の産業にとっての財となります。2009年の火の欠如はこの分野がそれほど繁栄しないことを示しています。金の産業とはハイテク、コンピューター、銀行、エンジニア、スキンケアなどの産業が入ります。金が木を剋すため、木の年が金の産業にとって好ましいといえます。2009年に木の五行はありません。土が金にとっては印となるため、金の産業にとって投資の年にはなりますが、利益を生む年にはなりません。考え方としては、金は自分自身を有効な道具にかえるために、常に火で溶かす必要があり、火が弱い場合、金の五行も苦しみます。このことはどうして金融(火)と銀行(金)が似たような上昇と下降を共有するかを説明します。
土の産業は不動産や住宅、建設、石炭、保険、ホテル産業を表し、丑の蔵干に水や金があり、それらが土にとってそれぞれ財と生産性を象徴するために、活動的になるでしょう。しかし、突出した土の五行が競争者を意味します。この意味は沢山の対抗者やこの分野での活動が多くあり、この強い競争のために金銭的利益を失うことです。そのため不動産市場はこの丑の年にはそれほど好ましくはないでしょう。
ナスタックに代表される、ハイテク産業にかんしては、私の仮説として、金の五行で表されると考えられています。そのようにこのハイテク産業の反映には、金の生産性と財をあらわす水と木の存在が必要不可欠です。2009年において水の五行は、ハイテク産業の活動を意味し、弱くは無いのですが、丑の中に隠れています。つまり、ハイテク産業またはインターネット関連のビジネスは2009年において好ましいのですが、2008年の子年ほどに活動的ではありません。しかし木の五行がないため、実際の金銭的収益がないが、多くの活動があることを意味する可能性もあります。
要約すると、2009年の己丑年においてよい仕事をするのは木と火の五行に関係する分野です。木の産業はファッション・繊維・出版・家具、そして環境保護などです。火の産業はエンターテイメント、財政、エネルギー産業などです。土の産業である不動産、ホテル、鉱業、保険などはまだ活動的ですが、強い競争のため顕著な利益を出すことが難しいかもしれません。金の産業である、機械、工学、コンピューター、ハイテク産業は投資の年となるでしょう。そして最後に水の五行に関係する産業である、運送、コミュニケーション、飲料、スパなどの産業はそれほど良くないでしょう。
一般的に土の下に土がある己丑年は、安らかでリラックスできる庭園の象徴です。その庭園は私達の活力を養うために休息し、落ちつく場所であり、過去を振り返り将来を展望する場所です。テーマは2001年から2008年までの激動の時代からの癒しと治癒になるでしょう。そして私達の世界を再構築し地球を癒すことになるでしょう。私達は土に関係するテーマに焦点を当てるべきです。例えば建築・改築・住宅、食糧供給を充分にする農業の改善、二酸化炭素排出を抑える産業、そして私達の環境と母なる大地に自然を戻すことなどがあげられます。新しいリーダーの誕生はこの年を権力の強化に使い、攻撃的な行動をとると言うよりはむしろ、安定をもたらすことを通して人々の信頼と、自身を得ることが出来ます。2008年に現れた新しいリーダー達は2009年が良い年ではないために、まだ国際的な紛争や不穏な状態はあるでしょうが、しかしながらそのような出来事は激しいものではないでしょう。土は沈思のムードをもたらします。違いを調整するための落ちつきがあり、思慮深い、平和的な手段が2009年には普及するでしょう。
十二支の中で一番好ましくない動物は未です。これは丑と冲をひきおこす動物です。そのような冲は騒動、波乱、事故や変化をもたらします。それゆえ、未年生まれの人は旅行もしくは移動、例えば仕事を変えたり引越をしたりすることが考えられます。未年生まれの人は丑の影響を逸らすために子(鼠)のペンダントを着けることをお勧めします。丑との冲は未年の人に、土の五行に関係する事故を起こすかもしれません。土の五行に関係するものとして、地すべり、ビルの倒壊、路上での交通事故、土の場所で行うスポーツ、例えばスキーやカーレース、ゴルフなどのスポーツ中での事故などを含みます。冲にある未年の人は旅行を多くしたり、引越や転職をしたりするなどは許容されます。しかしながら、太歳方位に動くことは避けましょう。2009年において、太歳方位は北東であります。また、未年の人にとって、登山は避けたほうが良いでしょう。
他の十二支で好ましくないものは丑と戌です。戌が丑年に出会うと、丑・戌・未の三刑の一部を形成します。そのような刑は、特に未が丑と戌に加わると不調和、苛立ち、不安、欲求不満、そして病気を引き起こします。また、丑年生まれの人は犯大歳となるので好ましくありません。そのため、丑の悪い影響を最小限にとどめるために、子(鼠)のペンダントを着けることをお勧めします。土の五行が多く、火の五行が無い今年は、胃の病気や糖尿病、心臓や血液循環に関する問題、そして癌をひきおこす可能性があります。そのように抗酸化物やオメガ3オイル、コエンザイムQ10などを多く摂取する必要があります。それらは心臓血管の病気や癌を引き起こすフリーラジカル(遊離基)から細胞を守ります。
丑と合をする動物は子であり、三合をする動物は巳と酉です。この3つの動物は調和の年に入ります。しかし年支のみで占う動物占いの類は正式な占術とはいえないため、それほど信頼が置けません。丑年での正確な予想をするには、年月日時の出生情報を必要とする四柱推命から全体的にチェックする必要があります。十二支は出生情報である四柱にそれぞれ現れるため、丑との刑や冲の関係は未、丑、戌年生まれの人だけでなく、月支・日支・時支にそれらの動物を持つ人々にも影響を与えます。
有名人の中で丑と冲となる未年生まれの人は例えば、ニコール・キッドマン、ミック・ジャガー、ジュリア・ロバーツ、マギー・Q、チョウ・ユンファ、ビル・ゲイツ、ヨーヨーマ、スティーブ・ジョブズ、ブルース・ウィルス、カーラ・ブルーニ、ヘザー・ミルズなどがあげられます。また、未年生まれではなくても、未日に生まれたため、丑未の冲となる人々もいます。それらの人もいろいろな課題に直面するでしょう。例えば、ブラッド・ピッド、ジョン・マケイン、リチャード・リー、ドナルド・トランプ、マーサ・スチュワート、バーバラ・ブッシュ、ジェナ・ブッシュなどがそうです。
丑年生まれの人も「犯大歳」となり子(鼠)のペンダントを着けることが勧められます。そのような人の例は、バラク・オバマ、アンディー・ラウ、リチャード・ギア、キーラ・ナイトレイ、ブルース・スプリングスティンなどがあげられます。
午年生まれの人にとって、丑年は「桃花」となります。それゆえそれらの人々にとって丑年は社交的な年になって異性との関係が芽生えるかもしれません。亥年の人にとって、丑は「驛馬」となり、丑年は旅行や移動を沢山経験するかもしれません。
しかしながら、丑の一番重大で危険な側面は、丑が土の三刑(土刑)を未と戌で形成する事です。それは不運や心配事、癌などの重大な病気をも引き起こします。そのような三刑をもつ有名人は、ビル・ゲイツ、アーノルド・シュワルツネッガー、J・K・ローリング、ジュリア・ロバーツ、デイビッド・ボウウィ、アンゲラ・メルケル、ツィッピー・リヴニ、コリン・ファレルなどがあげられます。このような三刑は隠れた危険を意味し、面倒事や健康問題を起こすかもしれません。そのような刑の関係を持つ人々も子(鼠)のペンダントを身に着けると悪い影響力を減らすことができるので、お勧めします。三刑が複雑な健康問題や不運、離婚や事故などを起こしたという沢山の事例が存在します。丑年であった1997年のダイアナ妃の悲劇とジャン・ベルサーチの死は、丑・戌・未の三刑が関係しており、彼らが亡くなった日にその三刑が現れています。
風水のエネルギーも年ごとに変っていきます。それゆえ、エネルギーの良し悪しを方位ごとに確認することが必要です。そうすることで悪いエネルギーが居住空間の重要な場所に来たときに、対処する事が出来ます。丑年において、困難と不運を象徴する「五黄」は北に現れます。もし部屋の北側に寝室や入口が来ている場合、銅風鈴をおいて悪い影響を弱める必要があります。最悪の月は3月・9月・12月となるでしょう。もう一つの悪い星である星2は病気を象徴しますが、2009年には西に現れます。2の影響を解消する伝統的な方法は六帝古銭を影響の有る場所(2009年では西側の部屋)におくことです。2009年の太歳方位は北東です。そのため、北東で土を動かすこと、もしくは大きな建築作業などは好ましくありません。また、北東を背にして座ることも好ましくありません、というのもそれは「三煞」とよばれる好ましくないエネルギーに背を向けるからです。南西は太歳と冲となる方位であり、座るのには適していません。紛争と強奪を表す悪い星3は家の北東に現れます。3の悪い影響を弱めるために赤い紙を北東に張るのが良いでしょう。スキャンダルを意味する悪い星7に対する伝統的な解決策は3本の水で育つ竹をおくことで、2009年においては東側に置くとよいでしょう。